ほとんどなかった足の感覚が戻った

By Firapy Club • 26 Feb, 2024

           日本、Tクリニック、Tさん(男性、透析歴10年)


透析歴10年のTさんは糖尿病で、足の感覚がほとんどなくなっていました。

フィラピーは本来、シャントのコンディションを向上させることを目的としていますが、これまでのケースで血流量の向上という血行改善に効果が見られたことで足の血行改善の効果を期待して、Tさんに下肢のフィラピー療法を行うことを勧めました。

Tさんは2ヶ月のフィラピー療法で、足の感覚が戻ってきたことを実感されたとのことで、その効果を確認するために、フィラピー照射の前後で、SPPを測定しました。その結果は、照射の前38mmHg →後143mmHgで明らかに未血管の血流が改善していました。

さらに感覚が戻ってきたということを確かめるため、Tさんの協力を得て、PAIN-VISION (NIPRO社製知覚・痛覚定量分析装置PS2100)を用いてどの程度の電気刺激で痛みを感じることができるかを確かめました。フィラピー照射前は、足先では相当の電気刺教でも痛みを感じることがありません(測定不可)でしたが、フィラピー照射後は、一般値に比べ強いとはいうものの195 μAで痛みを感じることができました。



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